向田邦子脚本のドラマを見たくてずっと探してたら、ついに検索一覧にヒット。それも「冬の運動会」、ずっと待っていたドラマです。
向田邦子脚本といえば、阿修羅のごとくシリーズなどはたまにNHKで再放送されたりもしてて、TBSもどんどんやってほしいのになかなか叶わなくて。CSのTBSチャンネルでは終戦記念日のあたりには終戦特別企画として「あさき夢見し」などそれにちなんだドラマや、お正月には新春シリーズで「眠る盃」などを例年やっていたけれど。本人の脚本でなかったり、新しい配役だったり。私としては、向田邦子脚本のオリジナルバージョンが見たいんですよね。
私の中で、向田作品のベストワンが「春が来た」。主演が桃井かおりさん、恋人役に松田優作さんの心温まるドラマです。幸薄かった貧しい実家暮らしの直子(桃井)は、出会った男性(松田)をどうにか射止めようと奮闘します。
喫茶店で、今度食事でも行こうかと誘われた直子。天にも昇る気持ちになりますが、フランス料理は行く?好き?と聞かれ、思わず口をついて出た返事が
「‥比較的。」
ドラマで聞いた時には爆笑してしまいました。本当はそんなの食べたことなんかないに違いないのに、精一杯の背伸びをして見せる彼女のいじらしさがたまらなくなるセリフ。このセンスにやられました。
そうしてついにふたりは恋仲になります。あばら屋の実家を見せるのも品のない家族(父:三國連太郎、母:加藤治子、妹:杉田かおる)と会わせるのも気が引けていた直子でしたが、そんな家族とも打ち解けて一緒に旅行に出かけたりするまでになります。ただ、すんなりハッピーエンドとは行かず、見ているほうもハラハラ、やきもき‥。という物語。25年くらい前に持っていたDVD版で見たのですが、悲しいことにどこかに紛失してしまったらしいのですよね‥。
その「春が来た」同様にもう一度見たいと思っていたのが、今回再放送される「冬の運動会」です。上流家庭に育った青年(根津甚八さん)が、街の小さな履物屋の夫婦(大滝秀治さんら)のところにこっそり入りびたる、というお話。実は大滝秀治さんが愛らしかったことくらいしか覚えていないので、とても楽しみです。


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